2021.5.15
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高校生デザインプロジェクト-みなとのマップ編- No.5【完成!!】

3月上旬、いよいよ進めてきたマップが完成しました!!!

前回のN0.4の記事から展開が急すぎますが(笑)

前回の2回目のフィールドワークから1月・2月に渡り、コンセプトとラフ画を詰める作業をしておりました。

このマップのコンセプトは、

「ゆっくりとした時間を感じる中で、手に取った観光客自身が 新たな視点で街を歩き完成させるマップ」

なんども積み木崩しを生徒と繰り返して、このコンセプトにたどり着きました。

このラフ案はイラストレーターで講師の照井博恵さんが、生徒一人一人のアイディアをまとめてくれたものです。マップの概要と、コンテンツ、掲載するスポットや大まかな文章量を固めて行きました。

“セルフVR”って何?

って思われるかもしれませんが、その場所に行き、まるでVR(ヴァーチャルリアリティー:仮想現実)のを見ているかのように昔の木江の風景に思いをはせる時間をマップと共に過ごしてほしいっと出来上がったコンテンツが”セルフVR”です。

いわば究極の妄想(笑) この発想は、高校生ならではだなーっと感じます。

生徒はここのイラストの一つ一つをタブレット端末で書いて、Googleの”Class room”というアプリを使って先生を返し、照井さんや私とデータのやりとりをしてきました。

なんども描き直しをして… そもそもの解像度の設定ができていなかったことに気づき、また描き直しをして… そして出来上がったマップがこちらです!!!!

どや!!(の顔が、最初の写真です) タイトルは「きのえ ねことみちくさ ものがたり」っとなりました。 完成してマップが手元に届いた時は感無量。

「本当にたいへんだったけど、このマップは私たちの大切なアルバムみたいなものです」

と語ったのは、このプロジェクトに参加してくれた島出身の蒔田夢姫(まきたゆめ)さんのコメント。広島の県北出身の永島亜依さんと素晴らしいチームワークで、このプロジェクトを楽しんでくれました。島のソトとナカにいた2人が、このプロジェクトに一緒に参加してくれたからでこそ、島の魅力を客観視しながら探していくことができたっと思っています。 後日、完成したマップを持ってお世話になった木江地区の方々にお礼参りに伺いました。 「こんなマップが、欲しかったんよー」とは天満港でフェリー切符売り場を営む森重さんに喜んでもらいました。

この高校生・地域・イラストレーター・学校の先生・観光協会を巻き込み完成したマップは3000部印刷され、現在、木江港周辺や島の宿泊施設、観光案内所で配られています。

先月には地元紙の中国新聞にも掲載いただき、彼女たちの活動を紹介いただきました。 島の歴史継承と仕事体験の両方を目的に立ち上げた「高校生デザインプロジェクト

みなとのマップ編」 このマップづくりを契機に、島のまちづくりが若者と共に行われ、大人たちでは思いも描かなかった未来を作るきっかけになれば幸いです。 ぜひ、今年もまた別の港のマップを作って行きたいと思います。 以上、これにて今回のプロジェクト記事を終わりたいと思います。

高校生デザインプロジェクト 

コーディネーター 松本幸市

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