7月14日夜、高校生マイプロアワードin広島県キックオフ交流会が開催されました。
マイプロジェクト・通称マイプロとは、身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶ実践型探究学習プログラムです。2020年度は全国から1万人を超える高校生がこのプログラムに参加しました。私たちまなびのみなとは、このマイプロを運営する認定NPO法人カタリバと連携し、2021年度に初の県単独開催となる広島サミットを主催する予定となっています。
この日集まったのは、高校生の探究学習やマイプロジェクトの取り組み支援を行っている学校・団体のオトナたち。どうすれば高校生が自分なりの課題を発見できるのか、それをきっかけに“手触り感のある”進路選択ができるようになるのか。そのヒントを探す会になりました。
マイプロアワード2016で文部科学大臣賞を獲得した経歴を持つ岡田紗季さん(現・慶應義塾大学生)も登場し、AEDの活用策を考案した高校生当時のマイプロ実践をお聞きしました。市役所や消防署に企画書を持ち込み、地元企業の協力も得ながら自らのアイデアを実証実験にまで繋げてしまう驚異の行動力。
「主体性ってどこから生まれる…?」
誰もが岡田さんの圧倒的な主体性に息を呑み、それと同時に頭に浮かんできた疑問でした。「私たちが普段生徒に求めている主体性は、求められている時点で主体性ではないのでは?」と。
1時間のプログラムはあっという間に終了。「広島県の探究を盛り上げたい」と集ったコミュニティの小さくて大きな第1歩目が確かに踏み出されました。
今後もマイプロアワードに関連する様々なプログラムを企画しています。
8月には県内高校生を募り、互いに刺激を受けながらマイプロを見つける・マイプロに気づくスタートアッププログラムを実施予定です。高校生の学びを支援したいという大学生メンターも続々と集まっており、多くの高校生と大学生が出会い学び合う場になる予感がしています。
高校生応募フォーム(7/31〆):https://forms.gle/aZHBz3unSuecJS668
『誰もが学びに出会う日常を』
私たちまなびのみなとが掲げるコンセプトです。日常を変えてしまうような気づきを、人生を変えてしまうような学びを、誰もが得られる機会をこれからも作っていきます。マイプロに興味がありそうな高校生・先生がいらっしゃいましたら是非ご紹介ください。