探究学習やプロジェクトに取り組み、そのプロセスを通して自分自身への新たな気づきや他者・社会との協働の価値を再発見する高校生マイプロジェクトアワード。
まなびのみなとが運営協力を務める広島県エリアで、2022年度活動がスタートしました。
「高校生マイプロジェクト広島・スタートアッププログラム」と題し、高校生がプロジェクトを始めるきっかけをつかむためのプログラムを実施しました。広島市内に位置する叡啓大学様を会場としてお借りしています。
叡啓大学は、社会を前向きに変えるチェンジ・メーカーを育てる「22世紀型大学」として、2021年4月に設立されたばかりの新しい大学です。私たちがマイプロ広島の取り組みを通して伝えたい”社会と関わり、自分が変わる”という考え方に共感頂き、ご協力いただけることになりました。
広島県公立大学法人 叡啓大学
https://www.eikei.ac.jp/about/
当日集まったのは、県内在住の高校生7名と、高校生の探究学習に伴走/サポートしたいと参加してくれた大学生7名。
高校生と大学生が一緒にワークを進め、対話を深める形でプログラムは進みます。
（地域活性化・経営学がご専門の早田吉伸教授にも”プロジェクト型学習”をミニ講義を実施頂き、高校生たちは大学での学びにも触れました）
約2時間にわたるグループワークを通して、
WILL(興味・関心）とNEED(必要性・課題)との重なりから自分ならではのテーマを見つけ出し、
そのテーマを多角的に捉えるために様々な”問い”を立てていきます。
ある高校生は、
「”いつもの”と頼んだらパッと料理が出てくるようなお店が町にあったらいいな。高校生でも常連さんになりたい！」というWILLを打ち出しました。
一見、突拍子もないアイデアに聞こえますが、
◆お店にとっても常連さんが増えるといいことがある？
◆観光客がその土地に愛着を持ってもらうには、初めてでも常連さん気分を味わってもらえる飲食店を増やしていったほうがいいのでは？
◆お店だけでなく、その地域の常連さんになってもらうことがいわゆる関係人口を生むかも？
と様々なNEEDにも着想していきます。
自分一人だけで考えず、同年代・大学生・大人が混じり合って対話をすることで、
アイデアは広く、そして深くブラッシュアップされていきます。
2時間のワークを終えても、対話やディスカッションはなかなか収束せず、
「もっと話したかったです」「2日間のプログラムにしてほしい」という感想も聞かれました。
「9月にイベントを企画しているので、ぜひ僕の地域に来てください！」と告知する高校生も出現。
たった半日のプログラムでしたが、参加者同士が既に仲間になっているのが本当に頼もしい。
この夏、全国的に新型コロナウイルスの再拡大に直面していますが、
今回は万全の感染症対策をおこなった上でオフライン開催を決行しました。
2021年度からマイプロの活動を始めた私たちまなびのみなとにとっても、初めての対面プログラム開催です。
やはり、対面でしか体感できない熱気と、リアルで繋がるつながりの強さはあらためて実感します。
（休憩時間に、教室内で高校生がレクリエーションゲームを始めてしまうのも、リアルならでは）
今日参加してくれた高校生たちは（大学生も）、
またそれぞれが住む地域に戻り、それぞれがそれぞれのWILLを原動力に動き出すことになります。
「それぞれ頑張ろう」と声をかけあった今日の出会いが、新しい原動力になってくれることを願いつつ、今後も高校生の挑戦を見守っていきたいと思います。
〜お知らせ〜
9/19(月・祝)19:00〜20:30
広島県内の高校生を対象とした「マイプロ広島・アクションブラッシュアップ会」を実施します。
※zoomを使用したオンラインプログラムです
今回はそれぞれが決めたプロジェクトテーマをもとに、どのようにアクションを起こしていくべきか、グループ対話をしながらみんなで整理して考えるプログラムになります。
スタートアッププログラムに参加していない高校生の皆さんも、もちろん参加可能です。
また、今回も高校生のサポートをしてくれる大学生を募集しています。下記フォームよりぜひお申込みください！
高校生申し込みフォーム：https://forms.gle/dRF8emWRGh86cmDq5
大学生メンター申し込みフォーム：https://forms.gle/b2gbscNgmFkXh34X6
