2022.3.2
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子どもの居場所「ミカタカフェ」オープンから100日目

#カフェ#コミュニティスペース#古民家#大崎上島#子どもの居場所#学生インターン募集中#教育#離島

まなびのみなとが運営するカフェ併設型のコミュニティスペース『ミカタカフェ』がオープン100日目を迎えました。

この100日間で続々と新しい出会いが生まれているミカタカフェ。

オープンまでの経緯をじっくりお伝えする機会は意外と少なく、

こちらであらためて紹介させて頂きたいと思います。


ミカタカフェができるまで

ミカタカフェのコンセプトは「誰もが誰かのミカタになれる場所」。

地域の子どもたちの挑戦を、誰もが1杯のコーヒーから応援できる場所を目指しています。

子どもたちが“味方”に出会える場所。

色々な世界の“見方”を教えてもらえる場所。

そんな場所になってほしいという二つの願いがミカタカフェの店名に込められています。

島のシンボル・神峰山からの眺め


大崎上島には子供たちが学校からの帰り道にふらっと立ち寄れる場所は多くありません。

都会のように「今日はちょっとマクドナルドに寄って気分転換。」「明日は朝からスタバで勉強しようかな。」という選択肢もありません。

いつもと少し環境を変えて勉強したいとき。

なんかやる気が起きなくて、ちょっとでいいから誰かに背中を押してほしいとき。


目的があってもなくても、いつでもふらっと立ち寄れる場所をつくろう、といのうがミカタカフェの出発点です。

左側の入り口はコミュニティスペース、右側の入り口はカフェスペースへと繋がっています



お借りしている建物は、約30年前まで町のパン屋さん「タカキベーカリー アリス」として営業されていた古民家。
子どもたちのための場所をつくりたいんです、と想いをお伝えしたところ、二つ返事で持ち主の方に使用のご承諾を頂きました。

パン屋が営業していた頃は、コロッケパンや肉まん、そして何度も表彰されるほど美味しかったというサンドイッチが販売されていたそうです。

当時も高校生がお昼休みや放課後に通う場所になっていたというお話を、来店くださったお客様からお聞きしました。

まだ冷房がついていなかった夏。汗だくで勉強する高校生。



また、改修等に必要な費用は「子ども第三の居場所事業」を展開する日本財団様より助成を頂きました。現在も様々な面でサポートを頂いております。


子どもの居場所をつくろう、と思い立ったのが2021年1月。

少しずつ準備を始めようと改修準備を始めたのが2021年5月。

それから約半年間におよぶ大掃除が始まります。

2021春

2021夏

2021秋


裏庭では扉の塗り直しや勉強机のDIY。

小中高校生や、地域の大人の方々にも手伝ってもらいました。




そんなこんなで、なんとか迎えることができたオープン初日。2021年11月21日。

高校生アルバイトの仲間も加わり、

オープン初日は100人を超えるお客様にご来店頂き大盛況。



スタッフ一同嬉しさをかみしめながら、

高校生店長は初めてのカフェバイトに顔を赤らめながら、

てんてこまいのオープン初日を無事終えることができました。

5up!松本応援団・松本裕見子さんの明るさにカフェも活気づきました

昔ながらの和室コミュニティスペース



こうして、コミュニティスペース×カフェスペースの両輪で、ミカタカフェが動き始めました。

カフェの収益は、コミュニティスペースの運営や子どものための活動に充てられます。




ミカタカフェのこだわり


ミカタカフェで提供しているフードメニューは、

コーヒーもお菓子も、大崎海星高校の生徒たちと一緒に開発しています。

仕込み中にダンスを舞う高校生


特におすすめのフードメニューは3品。

・アイシングレモンクッキー

・オレンジブラウニー

・レモンバターケーキ


皮までそのまま提供できるように、と島で採れたオーガニックレモン・オレンジをそれぞれ使用しています。


フードデザイナーとして活躍されている堀川藍さんに監修頂き、試作を重ねて完成しました。

試作品を作っては宅急便で送付し、何度もオンライン会議を重ね、高校生たちは緊張しながらも自分たちの意見を伝えていました。

フードデザイナー堀川藍さん

https://www.instagram.com/ai_mogmog/



現在、新しいメニューも開発中です。

季節ごとに入れ替わる島の旬の食材を取り入れていきたいと試行錯誤しています。

こだわりの食器にもご注目



コーヒーも、高校生と一緒にオリジナル商品を開発しました。

大崎上島らしいコーヒーってどんな味だろう?
島外の人に紹介したくなる、渡したくなるパッケージってどんなだろう?


形のないものを形にしていくのはとても難しく、しかしながらとてもワクワクする時間でした。

”大崎上島らしさ”を探して、みんなで島内を一周した夏の日の暑さを今でも思い出します。


コーヒーの開発は大崎上島からフェリーで約30分渡った先にある安芸津歳實コーヒーの歳實勲さんにご協力頂きました。

安芸津歳實コーヒー

https://www.toshizanecafe.com/

お土産にもいかがでしょうか


柑橘農家の方々の元気ハツラツさをイメージした
『はれやかコーヒー』

島の人々の深くてあたたかいやさしさをイメージした
『ほんわかブレンド』

2種類のオリジナルドリップコーヒーが完成しました。

店頭でお出しするコーヒーも、この2種類からお選び頂けるようになっています。



また、コーヒー開発に必要となる費用は、
クラウドファンディングで127名の支援者の皆様に応援頂きました。本当にありがとうございます。



子どもたちを応援したい。

と居場所をつくり始めましたが、

気付くと自分たちの方が多くの方々に応援されています。

それも、想像もしていなかったほど多くの人たちに。




応援された分、応援していきたいと思っています。

これからもずっとずっと続く場所をつくっていきたいと思っています。

子どもたちの、そして私たちのミカタがどんどん増えていく未来を一緒につくっていきましょう。

是非、一度ミカタカフェに足を運んでみませんか?


~ミカタカフェの情報~

◆住所
広島県豊田郡大崎上島町中野1871-1
◆営業日
木・金曜日:13:00~20:00(木曜日はコミュニティスペースのみ開放しています)
土日祝日:10:00~17:00

◆SNS

Facebook:https://www.facebook.com/mikatacafe

Instagram:https://www.instagram.com/mikatacafe0912/





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