2020.7.30
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第1回SCHシンポジウム西日本

2018年8月19、20、21日の三日間、第1回S C Hシンポジウム西日本を開催しました。

S C HとはSuper Community High Schoolの略であり、高校・行政・民間などの各セクターを超えたネットワークを形成して魅力ある学校づくりを目指す高校のことです。今まで山形県の東北芸術工科大学で2月に開催されていました。2018年の第4回S C Hシンポジウムに大崎海星高校の生徒が6名参加し、「西日本でも開催したい」という熱い想いをきっかけに開催しました。

「みんなで円陣を組もう!」というテーマと「高校生を地域活動に。西日本からはじまる高校と地域の連携。」をキャッチフレーズに事例発表や対話を通じて地域と高校生の未来をつくるために私たちは何ができるのかを考え学びました。

まず初めに、19日はオプションとして高校生による島内観光と前夜祭を実施しました。島内観光は高校生がどこを回るべきか考えて案内をしました。日本一を誇る多島美が見られる神峰山やブルーベリー狩り、大串海岸を楽しんで頂きました。

オプションツアーで訪れた大串海岸

メインプログラムの初日となる20日は、浦崎太郎先生による基調講演から始まりました。地域×教育についての最新の動向を共有して頂きます。

浦崎先生による基調講演

午後からの事例発表タイムでは、6者からの取り組み発表があり、その後参加者を交えたディスカッションが行われます。今回は、大分県立安心院高等学校、岡山県立和気閑谷高等学校、島根県立津和野高等学校、岐阜県立吉城高等学校、認定N P O法人カタリバ、広島県立大崎海星高等学校からの発表があり、活発な質疑応答や意見交換が行われました。

事例発表&ディスカッションタイム

21日はテーマ別に対話をし、2日間の振り返り、それぞれのアクションプランを考えました。テーマ別の対話は、7つのテーマに分かれ、活発に対話しました。高校生や高校のコーディネーター、学校の先生、民間で活動している人など、各セクターを超えて、自分達の意見や課題を話しました。対話が盛り上がり、時間が足りないと嘆く人も大勢いました。

7つのテーマは以下でした。

▼ディスカッションテーマ

・深い学びの状態とは、その評価方法とは?

・先生のこれからの在り方とは?

・高校生の意欲を引き出すには?

・高校生が主体的に活動を生み出すには?

・高校生が高校生や大人と深い語り合いの場を作るには?

・「地域に開かれた学校」を実現するために、先生以外の人はどう機能すれば良いか?

・コーディネーターは何者なのか?

テーマ別ディスカッション

最後のプログラムとなる、アクションプランの作成・宣言では、それぞれが帰ってからしたいことやこれからやりたいことを考えて発表しました。ワクワクするアクションプランが続々出てきました。実際にこのアクションプランを達成した方もたくさんいます。ここから自分のやりたいことを見つけた方もいます。最後に二日間の振り返りをして、参加者同士が学びを共有しました。   

閉会の円陣

最後は全員で、円陣を組み、互いにエールを送って、会を閉じました。第1回SCHシンポジウム西日本には、運営スタッフも含めて約50名が参加しました。東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科有志の方々に協力をいただき、S C H西日本実行委員会とみりょくゆうびん局有志で運営をしました。多くの方の学びになった第1回S C Hシンポジウムだったのではないかと考えています。

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