2023.3.17
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教育の島で学校を超えて学ぶ!「教育の島」学校間連携事業に取り組みました!

##3校連携事業#事業紹介#大崎上島#教育#離島

「教育の島」を目指す大崎上島町は、学校の枠を超えて生徒たちが交流する学校間連携事業を実施しています。この事業は学校合同チームをつくり約5か月間でプロジェクトを企画・実施する中で大崎上島で共に学ぶ仲間を増やすことを目的としています。 

 2022年度は、国際バカロレア教育に取り組む広島県立広島叡智学園中学校・高等学校、地域と学校が連携した高校魅力化プロジェクトに取り組む広島県立大崎海星高等学校、そして、110余年の歴史を持つ国立広島商船高等専門学校の3校の生徒を対象として実施しました。

  各学校から15名の学生が集まり、全4回のワークショップでプロジェクトのアイデア出しやチームビルディングを行い、3校のチームメンバーや各学校の関係者、地域の方々と連携してプロジェクトに取り組みました。

最終成果発表会後の集合写真。

■第1回ワークショップ

 第1回ワークショップでは生徒同士の交流とプロジェクトのアイデア出しを行いました。

同じ島内の学校だったとしても、普段交流する機会はほとんどないため生徒たちはほぼ初対面です。そこで前半はお互いのことや各学校の基本情報について知りつつ、大崎上島についても知ることができるようにクイズ形式で楽しみながら交流しました。

少し打ち解けた後はカードゲーム「カタルタ」を使ってお互いの興味関心をさらに紹介した後、プロジェクトのアイデア出しを行いました。

 アウトドアイベント、生徒同士の交流会、各学校の授業や寮生活について知るイベント、部活動の一日体験、合同文化祭、地域でのイベントなどワクワクするアイデアが生まれていました。

カードゲーム「カタルタ」を活用し交流中。

■第2回ワークショップ

 第2回ワークショップでは1回目のワークショップでブレストした多くのアイデアをまとめ、やりたいことをもとに3つのチームに分かれて活動しました。ワークショップが始まる前から近況報告をしたり、学校生活について質問し合うなど楽しそうな雰囲気で会が進み、実施計画も作成しました。この後、約2か月間かけて1回目のアクションを行います。

チームごとにサポーターが付き企画をブラッシュアップ中。

    

【1回目の企画の様子】

●中高生に人気のテレビ番組「逃走中」をもとにしたイベント

広島叡智学園にて開催し、各学校から53名もの学生が参加した。

●大崎海星高校ツアー

仕事図鑑作成、海星バーガー作り、寮見学を行い大崎海星高校の魅力を知った。

●大串海岸デイキャンプ

ボードゲームで交流したり、BBQを楽しみながら生徒同士で交流を楽しんだ。

■中間成果発表会

 第1回目の実践を終え、お互いの活動報告と2回目の実践に向けてヒントを得るために11月に中間報告会を実施しました。初めてプロジェクト作りに取り組む生徒も多く、企画に取り組んだ感想や反省を共有しました。その後、別のチームの生徒や大人からもらったフィードバックや第1回目の振り返りを活かし、2回目のアクション計画も作りました。

【2回目の企画の様子】

●中高生による合同餅つき大会

地域住民にも多数協力いただき開催。中高生に加え、小学生も多く参加した。

●叡智学園オンラインツアー

ZOOMやGoogleMapを活用し、オンラインで開催。

●高校生に人気のテレビ番組「逃走中」をもとにしたイベント。

第二回目を大崎海星高校にて開催。中学生も多く参加した。

        

■最終成果発表会

 あっという間の5か月を終え最終成果発表会では、各チームごとに取り組んだプロジェクトや学びを共有しました。事業が始まった時には、名前すら知らなかった人たちと友達になり、プロジェクトに取り組む中でも協力して活動でき、達成感や充実感を得た生徒が多かったようです。大崎上島町の高田町長叡智学園の福嶋校長先生、大崎海星高校の前田校長先生をゲストに迎えて応援メッセージもいただきました。

学校を超えたチームで学びを共有する様子。

■生徒の感想(一部)

・最初は名前も知らなかったような人達とこんなに仲良くなれて、企画の実施までできるなんて、凄いなと思いました!楽しかったです!企画書の書き方や大人との連携の仕方など、今まで知らなかったことをたくさん学べました。(広島叡智学園)

 ・グループの人たちと協力し何かを成功させる過程や成功した達成感、得られたものは自分を成長させる糧となったと思う。(広島商船高等専門学校)

 ・アクシデントもあったけど、結果的に企画の成功を達成する事ができました。その中で大崎上島町の地域の輪を実感した5ヶ月でした。自分たちの力だけでは達成出来なかった事も、地域の方の協力があって達成する事ができました。大崎上島町なら出来るんだと、希望を持つ事ができました。(大崎海星高校

■まとめ

 学校間連携事業をきっかけとして、大崎上島で学ぶ生徒同士がゆるやかな関係でつながることができました。実際、この5か月間もチームの企画とは別に、地域でイベントを企画したり部活動でも交流したりと、少しずつ広がりがあります。最終報告会が終わった後も、学校見学ツアーをほかの学校でもやりたい!、来年はみんなで音楽祭に出たい!など生徒達から交流のアイデアが聞こえています。

今回の学校交流事業で生まれた友達と一緒にこれからも「教育の島」で学び続けてほしいです。2022年度学校間連携事業に参加した生徒のみなさん5か月間お疲れ様でした。

 大崎上島の様々なところで!また会える日を楽しみにしています。

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