ミカタカフェのロゴが誕生しました。
ご縁があり、イラストレーターの福田利之さんに作成頂きました。
福田さんは、ノーベル賞作家カズオ・イシグロさんの「クララとお日さま」や、町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」の装画も担当されています。
イラストレーター福田利之さん
https://to-fukuda.com/
福田さんと初めてお会いしたのは約1年前、徳島市内のカフェでした。
9月も終わりだというのに、夏は終わる気配を一向に見せない、そんな暑い1日でした。
「島のこと、色々教えてください。」
そういって優しく笑う福田さんに、緊張も忘れてたくさんお話をさせて頂きました。
大崎上島のこと。
大崎上島で暮らす人たちのこと。
大崎上島で育った子どもたちのこと。
大崎上島で学ぶために海を渡ってくる決意ある高校生たちのこと。
そして、もちろんミカタカフェに込めた思いも。
(1年前、ミカタカフェはまだまだ改装中で、本当にオープンできるのかと不安だった当時の気持ちを思い出します)
そうやってお伝えさせて頂いた言葉から、
「海」「コーヒー」「船」「羅針盤」がキーワードになり、ロゴが誕生しました。
なにしよう?どっちいこう?なにものになろう?ナニモノカ二ナレルカナ
子どもも大人もコンパス(羅針盤)をぐるぐるぐるぐる回しながら、
未来の航路を一緒に考える時間がミカタカフェで生まれたらいいな。
そんな想いを表現して頂きました。
忘れていたわけではないけれど、ミカタカフェが出来る前の気持ちを思い出させてくれる、大切なロゴになりました。
なんとなく船の帆をイメージして、布の看板にしました。
カフェスペースとコミュニティスペースのちょうど真ん中で、風にはためきます。
(自分で設置できないタイプの看板を購入してしまい、地域の方に設置して頂きました。いつも本当にありがとうございます)
「自分の舵は、自分で握るしかないんだぞ」
そんなメッセージも感じさせる力強いロゴに背中を押されながら、これからもミカタカフェは続いていきます。
「誰かの場所ではなく、自分の場所。誰かの未来ではなく、自分の未来。」
1人でも多くの子どもにそう思ってもらえたら嬉しいです。
最後に。
これまでお店のシンボルになっていた仮でつくった㋯マークはバトンタッチ。
約1年間、お疲れさまでした。
執筆:ミカタカフェ代表・勝瀬