現在、クラウドファンディングに挑戦中です。
下記に企画意図を抜粋していますが、
よろしければ詳細はFor Goodの企画ページよりご覧いただけたらと思います。
https://for-good.net/project/1001408
「おもしろがる。」
わたしたちまなびのみなとが大事にしている気持ちを、この企画に込めました。
12/25(水)までの期間で挑戦しています。
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はじめまして。今回のプロジェクト企画者の勝瀬です。
5年前に東京から大崎上島へ移住し、4年前から高校生マイプロジェクトアワード広島県Summitの事業責任者をしています。
私が本を読むようになったのは、小学校5年生の頃から。
当時の担任の先生は、朝の会で毎日本を朗読してくれる先生でした。
学期ごとに先生が選ぶ本は、最後のページまで読まれることはありません。
「続きが気になったら、いつか読んでみてください。」
その言葉で、毎学期の最後の朝の会が終わるのでした。
5年生の最後の日。
その先生は、クラス全員に本を贈ってくれました。おそらく自腹だっただろうと思います。当時20人しかいなかったクラス全員に、20冊の本を持ってきてくれました。
(私が手に取ったのは、『ハックルベリー・フィンの冒険』でした)
20歳になったある日。ふとその先生のことを思い出すきっかけがあり、実家の本棚に置いてあったその本を手に取りました。何を伝えたかったんだろう?なぜこの本を贈ってくれたんだろう?と。
先生がその本に込めた想いを、5年生の最後の日から10年ちかく経ったその日に初めて受け取ったのだと思います。
大学で教育学部を卒業した私は、先生という職業を選びませんでしたが、
いま巡りめぐって高校生の教育に関わる仕事をしています。
教育の仕事は、伝え続けることだと思います。
目の前に座るその子に向けて伝える言葉を、いつの日か思い出してほしい。
今じゃなくていい。いつかでいいから、その子の背中を支えてほしい。
そう願いながら毎日毎日、伝え続けること。
それが教育なのだろうと思います。
そして、それは誰にでもできる。
先生じゃなくても、教育に関わる仕事をしていなくても。
誰もがセイトで、誰もがセンセイ。
未来への願いを込めて本を贈る今回のプロジェクトに、みなさんも参画していただけませんか?
お正月にお賽銭を投げ入れる、あの瞬間のような清々しい気持ちで。