2024.9.25
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なぜ街角に「ひみつきち」ができたか


「島の中には親子でリラックスして過ごせる場所が少ないの。家だと気が張りっぱなしになってしまう子育てママさんが、ほんの少しでもリラックスできる場所になれば。」

そう語るのは、絵本図書館ひみつきちの発起人。
1児のママでもあり元保育士のくみこさん。

彼女の笑い声はとても大きく、彼女の現れる場には常に笑顔が生まれます。



「こちら、この島でいちばん明るい方です。」
冗談まじりにこんな紹介を受けることも多いくみこさん。

だからこそ、この場所を”ひみつきち”と名付けたのは少し意外でした。
この場を秘密にすることなんてできるのかな、と。



それでも、

寄付で頂いた絵本がどんどん増え、
まなびのみなとメンバーがDIYでつくった椅子が置かれ、
小さな子どもたちが作る色とりどりの飾り付けで賑やかになっていくこの場所を見ていると、

あのワクワク感がここにはあります。


森の中や、橋の下や、教室の隅っこや自分の部屋の机の下に
秘密基地を作ったことのある人なら誰でも思い出せる、
あのワクワク感です。

自分たちしか知らない、
自分たちで少しずつ持ち寄って出来上がっていくこの場所は、
まさにみんなの秘密基地なんだろうと思います。

ほっと一息つける、ひみつの場所。



絵本図書館ひみつきちは、
月に2回の定期開館と高校生や小学生が持ち寄ったイベント企画の開催日にオープンされます。



最近は、高校生時代からくみこさんと一緒に絵本の読み聞かせをしていた卒業生が加わり、

ああでもない、こうでもないと企画を練る姿も目にするようになりました。

部屋を飛び出して、海のそばや山の中で、即席の遊び場を作る機会も増えているようです。




今年からは0〜3歳・4〜6歳と時間を分けて、
幼児向けの英会話教室も毎週行われています。

子どもたちがとつぜん英語の歌を歌い出すシーンにも少しずつ慣れてきました。


ストレッチクラブやリラクゼーションイベントの他、
帰省した同級生ママさんたちがプチ同窓会兼子どもの遊び場としてレンタル利用される機会も増えています。

毎月の開館情報は、くみこさんのInstagramよりご確認ください。

レンタル利用は、1時間/1000円。

InstagramのDMにて予約可能です。

https://www.instagram.com/coromico316/?utm_source=ig_web_button_share_sheet


お互いにありのままでいられる場所。

チャレンジの場所。

親子の憩いの場所。

1年1年、ひみつきちという場所が地域に溶け込み、

また新しい「みんなで作り上げていく居場所」が出来上がっていくことでしょう。




館長くみこさんは今日も大きな声で笑います。


子どもにとっても、親にとっても、住みやすくてワクワクして遊び心あふれる島になるように。


ぜひ一度、ひみつきちへ足をお運びください。

誰にもバレないように、一緒に大声で笑いませんか?

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